塩屋文芸部のページ

巷で噂の「塩屋文芸部」を主宰している森岡です。初代部長から引き継いで、よちよち歩きで頑張っています!こちらは「塩屋文芸部って何?」「どうやって作品を提出するの?」「うまく書けないけど参加して良いの?」などのご質問に答えるために作った、特設ページです。

塩屋文芸部って何?

塩屋文芸部は「目に見えないものを表現したい」という思いから、2021年の元旦に生まれた部活です。インスタグラムで輪が広がり、現在では部員が21名(2022年6月18日時点)。神戸の塩屋で生まれたので「塩屋文芸部」です。神戸と大阪の部員が多いのですが、全世界からご参加いただけます。

メールで作品を提出し、メールで皆の作品を受け取り、一人で静かに読み、講評を書き、メールで提出。そして皆の講評を受け取ったら、インスタグラムでラフに感想を述べ合うという完全オンライン・リモート部活です。

文章能力を高めたい、アマチュアの面白い作品を読みたい、自分の作品を読んで欲しい、溜まった思いを吐き出す場所が欲しい、頭の整理がしたい、エッセイしか書いた事がないので小説にもチャレンジしたい、などなど、思い思いの動機でご参加いただいております。文章レベルも職業も様々。会社員、コピーライター、石鹸屋、歌手、絵本作家、教師など……。そのうち文芸誌も作れたらいいな、なんて話しております。

どうやって入部するの?

作品を提出すると、入部することができます。小説、エッセイ、どんなジャンルでも構いません。パソコンのWORD等で短編を書き、PDFファイルにしてメールで部長まで送っていただきます。その時点であなたも立派な塩屋文芸部員。

作品の提出方法は?

どのタイミングでどんな作品を提出いただいても良いのですが、月に一度のペースで課題と送り先のアドレスが発表されますので、是非そのタイミングでご参加ください。(課題はインスタグラム上での発表となります)
https://www.instagram.com/shiho.morioka_/
ハッシュタグは「塩屋文芸部の課題」です。
(課題例1)「クリスマス」についての短編を一本仕上げてください。
(課題例2) 悪人をかいてください。

作品の書式は?
・A4用紙(横)に縦書き(意図がある場合はこの限りではない)
・フォントと文字サイズは自由(読みやすさを考慮ください)
・1枚目の表紙には題名のみ
・文字数の上限は4万字(なお、少なくとも表紙以外で2ページ以上を推奨)
・名前は作品には書かない(誰が書いたかナイショで配布するため)
・本文の最後には【了】
・ワードなどで書き、PDFにして保存
・ファイル名は作品の題名
・メールの本文にはお名前(本名)を明記

基本的な文章ルールは?
・?と!の後は半角開ける。
・三点リーダ(…)は2つで使用。それは… ではなく、それは…… です。
・鉤括弧内の最後に句点は不要。
・縦書きの場合、数字は漢数字。
・段落のはじめ、改行のあとは一字下げる。
・ただし、鉤括弧で始まる改行は一字下げ不要。

作品を提出した後は?

作品の提出お疲れ様でした!メールでお送りいただいた作品は、締切当日中に、その回に提出した部員だけにメールで配布されます。だいたいいつも5〜7名ほどが参加しています。全員の作品をじっくり読んで、味わってください。さて、塩屋文芸部は作品を提出して終わりではありません。読んだら「講評」を書きましょう。

作品と同じようにWORD等でそれぞれの作品に対して感想や気づきをまとめ、PDFにしてメールで期日までに送っていただきます。

講評の書き方は?

どのような書式でも構いません。おおよそ作品を書く時と同じ書式を心がけていただければOKです。慣れていない方は、以下を意識して書いてみましょう。

・どこに感銘を受けたか
・どんな印象を持ったか
・作品の特徴は
・文章に不備は無かったか
・作品の構成はしっかり練られていたか
・あらすじをきちんと理解できたか
・どの箇所が特に好きか

詳しくは、作品を提出いただいた時にその都度お知らせしています。

例えばどんな作品が提出されているの?

■作品サンプル1はこちら(PDFが開きます)
課題・・・以下のシーンを盛り込んで短編を書いてください。
4月3日AM8:30、快晴。大丸神戸店 元町玄関口前のスクランブル交差点をたくさんの人が行き交っている。強い風が吹いている。
エッセイ、小説、詩など形式は自由です。

■作品サンプル2はこちら(PDFが開きます)
課題・・・「クリスマス」についての短編を一本仕上げてください。小説、エッセイ、詩などジャンルは問いません。タイトルや本文中に「クリスマス」と言う言葉を入れてもいれなくても構いません。

◆講評サンプル1はこちら(PDFが開きます)

◆講評サンプル2はこちら(PDFが開きます)

文章が下手でも参加できますか?

もちろんです。ひとつひとつ、とにかく完成させましょう。書く力を伸ばしていきたいなら、完成度を高めていく過程はとっても大事。たくさんの言葉から、いちばんふさわしい言葉を選び出して、意味がちゃんと通るか確認して、説明不足のところはないか、蛇足はないか、何度も読み返す。しっかり誤字脱字も直して、ひとつの作品として仕上げること。SNSや日記とは違う、誰かにじっくり読んでもらうための作品を仕上げるのです。

さらに、この文芸部は書いたら書きっぱなしではありません。お互いの作品を実際に読み、講評をし合うことで、たくさんの気付きが得られます。これが本当に面白い。「わけわからん!」「ここの字が間違っているよ」と書かれたとしても、落ち込む必要はありません。気付いた分だけ上手くなります。

最後に

塩屋文芸部は、いつでも部員を募集しています。日本語で書ける方ならどなたでも。

書くことによって、世界の見え方が変わることがあります。

観察する目はどんどん養われます。

これまでの塩屋文芸部では、作品と作品の交わりや、回を飛び越えての壮大な伏線回収など、面白い出来事がたくさんありました。これからはどんなことが起こるのでしょう。

こんなことを書いておきながら、私ははっきり言って文章がヘタッピです。部長になったからって急に上手くなったりはしませんし、あまりに忙しい時は提出しません。皆に背中を見せることはできないかもしれませんが、皆様と同じ立場で、「昨日の私を超える」を目標に、切磋琢磨しているのです。

森岡志保(塩屋文芸部部長)
https://shiho-soap.com/
石鹸・香り

2022.6.18改訂 (こちらは石鹸と香りのSHIHO-SOAP.COMの中にひっそりと作られた特設ページです。リンクも貼られておらず、メニューから戻ることもできないため、お気に入りへの追加をオススメします)